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「Oracle Documents Cloud」が機能拡張、REST API強化やOffice 365連携などを実現

 日本オラクル株式会社は3日、クラウド型ファイル共有サービス「Oracle Documents Cloud Service」を機能拡張すると発表した。Office 365との連携、ユーザーインターフェイス(UI)の強化などを行っている。

 Oracle Documents Cloud Serviceは、クラウド型のファイル共有ソリューション。モバイルファーストで設計され、直感的に利用できるほか、Oracle Databaseによる高いセキュリティを備えているという。またREST APIを提供しており、追加課金なしに「Oracle Marketing Cloud」や「Oracle Service Cloud」などのOracle SaaSやOracle PaaS、他社製アプリケーションなどとの連携・組み込みに対応する。

 今回の強化では、まず、Office 365から、Oracle Documents Cloud Service上のファイルを「開く」「保存」するといった操作を行えるようにした。また、リスト表示に加え、デジタルアセット管理として活用できるサムネイル表示に対応。さらに、Oracle Documents Cloud Service内のファイルに対して内容をテキストで記述できる「説明」ボックスが追加された。

Office 365との連携
グリッド表示

 加えて、REST APIを強化し、APIサンプルおよびWADL(Web Application Definition Language)定義ファイルを提供することで、より効率的な開発環境を提供するとしている。

 このほか、管理者画面からユーザー管理およびサービス制限・使用状況へ簡単にアクセスできるよう、インターフェイスを改善している。

 価格は、1ユーザーあたり月額1630円(税別)からで、最小25ユーザーより利用可能。容量は、1アカウントあたり500GBの初期容量を提供する。

石井 一志