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日立と米Virtusa、グローバルITソリューション分野で戦略的提携

 株式会社日立製作所(以下、日立)と米Virtusa Corporationは30日、グローバルITソリューション分野での戦略的提携に合意したと発表した。両社は、それぞれの製品や技術、ノウハウを組み合わせ、多様化する顧客ニーズや複雑な業務プロセスの変更に対応できる機能追加・運用管理を実現するサービスやシステムを、グローバル企業向けに提供するという。

 日立では、企業の基幹系システムの開発などにおいて、導入実績と技術・ノウハウを持つ。一方のVirtusaでは、欧米やアジアを中心としてグローバルにITコンサルティングやシステム開発を展開しているとのことで、特に、複雑な業務プロセスの変更や各国・地域の法規制に効率的に対応できるシステムの開発、運用管理を得意にしている。また、グローバルの開発拠点にノウハウを蓄積することで、世界各地の顧客に対し迅速なシステム提供を実現。複数の国々で利用される大規模な保険金請求システムなど、金融機関を中心にさまざまな導入実績を持つ。

 両社では今回の提携に先立ち、2015年から国内の金融機関向けに、システム運用の最適化や大規模なシステム改修などに共同で取り組んできたが、今回の提携では、金融機関をはじめグローバルに事業を展開する企業向けにITソリューションを共同で提供するとしている。

石井 一志