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ブイキューブ、金融機関やFinTech事業者向けに対面コミュニケーション機能を提供する「FinTechアダプター」

 株式会社ブイキューブは16日、FinTechの活用を進める金融機関やFinTech事業者向けに、オンライン対面コミュニケーション機能をFinTechサービスに組み込むことができる「FinTechアダプター」の提供を開始した。

 FinTechアダプターは、ビデオコミュニケーションなどV-CUBEの各種機能をFinTechサービスに搭載できるAPIやモバイルSDKを提供するサービス。ビデオコミュニケーションや資料共有、自動録画機能、電話接続、手書きサイン機能、本人確認資料のアップロードや撮影機能など、V-CUBEサービスの各種機能について、システム連携のためのAPIや、モバイルSDK、開発サポートなどを提供する。

 サービスは、金融商品・金融サービスの紹介時や販売時に求められる対面での接客や商品説明をオンラインで実現するサービス。資産運用や相続相談といった窓口業務の遠隔対応、遠隔営業、営業パーソンの遠隔支援などの用途を想定している。

 ブイキューブでは、FinTechによる金融とITの融合が進んでいる一方、金融商品やサービスの紹介や販売に関しては、アプリやウェブサイトだけで十分な説明義務を果たすことは難しく、これまでの店舗接客と同様の顧客体験を提供することが必要だと説明。Fintechアダプターにより、ユーザーの希望する時間や場所に合わせた柔軟な対応が可能となり、金融サービスのオムニチャネル化に貢献するとしている。

三柳 英樹