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仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore」、Citrix XenServerに対応

 ティントリジャパン合同会社(以下、ティントリ)は4日、仮想化専用ストレージ「Tintri VMstore」がハイパーバイザーのサポートを拡大し、Citrix XenServerに対応したと発表した。

 VMstoreは、仮想マシン(VM)を認識する“VM Aware”なストレージ。一般的なストレージでは、どのVMで何が起こっているかが見えないため、集約されたI/Oに対して最適化を行う必要があるが、VMstoreでは仮想環境で何が起こっているかを可視化し、個別に制御できるため、ワークロード単位での最適化を行えるという。

 従来、VMware vSphereやRed Hat Enterprise Virtualization(RHEV)、Microsoft Hyper-V、OpenStack Cinderといった環境をサポートしていたが、今回はCitrix XenServerに対応し、仮想マシンごとの稼働状況の可視化や、エンドツーエンド(サーバー、ネットワーク、ストレージ)での遅延時間の可視化、仮想マシンごとのQoSの自動化、仮想マシンごとのパフォーマンス保証(IOPSの下限値と上限値の個別設定)が可能になった。

 なおVMstoreは、仮想デスクトップソリューション「Citrix XenDesktop」においてすでにCitrixReady認定を受けているが、今回のCitrix XenServerサポート追加を受け、ティントリではデスクトップならびにサーバーの仮想化において、Citrix製品との共同ソリューションを提供するとしている。

石井 一志