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四国運輸、マイナンバー対応でFJMのSaaS型人事給与システムを導入

 株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は2日、四国運輸株式会社が、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きらら 人事給与」(GLOVIA smart きらら 人事給与)のSaaS版を採用したと発表した。2015年12月より運用を開始している。

 四国運輸では、17カ所の事業拠点で400名以上の従業員やアルバイトが勤務しており、マイナンバー制度への対応は重要な課題だった。しかし同社の人事給与システムは、創業当初から複雑な賃金体系に合わせて独自開発してきたもので、マイナンバー制度に対応した管理機能を付加するには大幅な改修が必要だったほか、システム運用の負荷とコスト軽減も課題になっていたという。

 一方で四国運輸は、南海トラフ地震や台風などの自然災害に対し、ライフラインを担う会社としての事業継続を考慮。2014年11月に輸配送業務などの基幹システムをクラウド環境へ移行した。これを契機として同社は、人事給与システムの対応について本格的な検討を開始し、BC対策やシステム運用の負荷軽減に加えて、複数の拠点で働く多くの従業員やアルバイトの煩雑なマイナンバーの収集などの運用管理やセキュリティ面を評価し、「GLOVIA smart きらら 人事給与」(SaaS版)の導入を決めている。

 導入にあたっては、FJMと、四国運輸のシステムサポートを担う富士通システムズ・ウエストが連携し、マイナンバー対応に加え、SaaS導入に伴う運用整理などを実施。2015年12月に運用が開始された。

石井 一志