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ブイキューブ、インドの大手Web会議事業者とビジュアルコミュニケーション分野で提携

インドでの共同展開

 株式会社ブイキューブは4日、インドの大手Web会議サービス事業者INTELLISYS Technologies & Research Pvt. Ltd.(以下、INTELLISYS)と、ビジュアルコミュニケーション分野で協業すると発表した。

 ブイキューブでは、ビジュアルコミュニケーションサービス「V-CUBE」を展開し、Web会議のみならず、研修やセミナー、遠隔営業やサポートといった業務コミュニケーションシーンでの活用を推進している。また海外事業についても、中国やマレーシア、シンガポール、インドネシアに現地法人を設立。各国の政府機関や教育機関、企業に向けて販売し、海外での売上がブイキューブグループ売上の20%超の規模まで拡大しているという。

 一方のINTELLISYSでは、狭帯域でも映像と音声をスムーズに送受信できるWeb会議サービス「Vennfer」をインド国内で展開しているが、今回、V-CUBEをVennferと組み合わせ、顧客ニーズに応じて提供することで、インドし国内における収益拡大と、ビジュアルコミュニケーション市場自体の成長を目指すとした。さらにINTELLISYSは、テレビ会議システム「V-CUBE Box」の販売も可能になることから、インド国内におけるテレビ会議市場にも進出する。

 またINTELLISYSは、128kbpsという狭帯域における映像と音声のスムーズな送受信や、複数拠点への同時配信を実現するマルチキャストにおいて優れた技術を保有している。アジアには、インターネット環境が不安定な地域も多く存在することから、ブイキューブはこうした技術についてVennferとV-CUBEの交流を深め、より多くの地域で快適に利用できるビジュアルコミュニケーションサービスへの進化を目指すとした。

石井 一志