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ネオジャパン、社外からクラウドグループウェアを安全に活用する「セキュアブラウザ」オプション

 株式会社ネオジャパンは22日、グループウェア「desknet's NEO」のクラウド版において、セキュアブラウザオプションを3月9日より提供開始すると発表した。株式会社ソリトンシステムズから、セキュアブラウザソリューション「Soliton SecureBrowser」のOEM提供を受けて提供する。

 セキュアブラウザオプションは、あらかじめPCやスマートフォンにセキュアブラウザ(専用ブラウザ)をインストールしておくことで、外出中や自宅、出向先など社外からの利用時に限って、クラウド上に保存された文書ファイルのダウンロードや保存を禁止し、閲覧のみに制限できるようにするもの。キャッシュを含めて端末上にデータを一切残さずに閲覧可能なため、端末の盗難・紛失時に情報漏えいを防げるという。

 セキュアブラウザは、Windows、Mac OS、iOS、Androidに対応した専用のタブブラウザで、OSから提供されているブラウザエンジンを利用するので、通常のブラウザと変わらない利用感・操作感で利用できるとのこと。また、PDFファイル、Office文書、画像ファイル、テキスト・HTMLファイルなど、主要な文書形式に対応した専用のドキュメントビューアーをブラウザに内蔵しており、文書ファイルが格納されたZIPファイルも、セキュアブラウザの中だけで安全に展開・表示できるとした。

 もちろん、社内ネットワークからは通常のWebブラウザでdesknet's NEOを利用でき、Webメールや文書管理などの添付ファイルも、通常通りダウンロードや編集を行うことが可能だ。

 さらに、セキュアブラウザとクライアント証明書を組み合わせた「端末認証あり」オプションを選択すれば、社外からのクラウド利用を、特定のPCやスマートフォンのみに制限することもできる。

 対応OSは、Windows 7以降、Mac OS X 10.8以降、iOS 7.1以降、Android OS 4.0以降。

 セキュアブラウザオプションの価格は、端末認証なしの場合で1ユーザーあたり月額100円(税別)、端末認証ありの場合は1台あたり月額350円(税別)で、端末認証なしの場合は、desknet's NEO本体と同じユーザー数での契約が必要となる。なお、「desknet's NEO」クラウド版は1ユーザーあたり月額400円(税別)。

石井 一志