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日立公共システム、COBOLから移行したJavaのバッチ処理高速化技術を開発

 株式会社日立公共システムは8日、COBOLからJavaへの言語変換サービスにおいて、バッチ処理を高速化する技術を開発したと発表した。

 日立公共システムでは、基幹システムなどを新しい基盤環境へ移行する「マイグレーションサービス」のラインナップとして「言語リニューアルサービス」を提供しており、メニューの1つとして「COBOLからJavaへの言語変換サービス」を提供している。

 一方、こうした移行では、現行のCOBOLによるバッチ処理時間に比べて、Javaのバッチ処理時間の方が遅くなるというケースが散見されるとして、日立公共システムでは高速化技術を開発。「COBOL⇒Javaマイグレーションライブラリ」を提供することで、Javaの処理高速化を実現する。

 ライブラリは、2015年9月から「言語リニューアルサービス」への適用を前提に提供を開始。バッチ処理で性能が劣化するファイルの読み込み・書き込み処理を、独自の方式で行うことにより、高速化を実現しており、COBOLによる処理時間と比較して約10分の1に短縮した。

三柳 英樹