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アライドテレシス、スタッカブルスイッチ「AT-x930シリーズ」の新ファームウェアを提供

 アライドテレシス株式会社は14日、スタッカブルスイッチ「AT-x930シリーズ」用のファームウェア「AlliedWare Plus(AW+)」をバージョンアップし、新版「同 Ver.5.4.5-2.1」を提供すると発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを同日より開始している。また同時に、AT-x930シリーズ用の10GBASE-T拡張モジュール「AT-x9EM/XT4」を提供開始した。

 AT-x930シリーズは、自社のスイッチやルーターを一元管理する「AMFマスター」機能と、無線LANアクセスポイントを一元管理する「ワイヤレスマネージャー」機能に対応した、ユニファイドマネジメント・スタッカブルスイッチ。これらの管理機能を利用することで、ネットワーク管理ツールやワイヤレススイッチを個別に準備することなく、スイッチ、ルーターおよびアクセスポイントが統合されたユニファイドネットワークを、最適なコストで実現できるという。

 新ファームウェア「Ver.5.4.5-2.1」では、同時に提供開始した新製品のAT-x9EM/XT4をサポートするほか、QSFP+モジュールによる最長10キロメートルのLD-VCS(長距離VCS)に対応するなど、エンタープライズネットワークのコアスイッチ、ディストリビューションスイッチとして必要とされる拡張性を向上したとのこと。

 さらに、ループ検知したポートのLEDと全ポートのLEDを交互に点滅させることにより、ループが検知されたことを視覚的に判断できるようにした。また、ベースライセンスで、2台までのAMFメンバー管理を利用できるようにしている。

 AT-x930シリーズの価格例(税別)は、例えば1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24ポートの「AT-x930-28GTX」で78万円、同48ポートの「AT-x930-52GTX」で130万円。新製品のAT-x9EM/XT4は16万円となっている。

石井 一志