ニュース

フリービット、IaaS型プライベートクラウド「フリービットクラウド VDC Private」

 フリービット株式会社は7日、法人向けIaaS型プライベートクラウドサービス「フリービットクラウド VDC Private」の販売を開始した。

 「フリービットクラウド VDC Private」は、プライベートクラウドをハードウェアから仮想基盤、ネットワーク、セキュリティまでを、導入から運用まで一括サポート体制で提供。顧客のニーズに合わせて、ホステッド型とオンプレミス型の2つの方式から選択できる。

ホステッド型

 ホステッド型は、プライベートクラウドを構築するためのデータセンターなど、一切の設備投資が不要なサービス。現在、フリービットクラウドVDCで提供しているインフラ要素を4つに分解し、任意の要素を自社専用プライベート化することが可能となる。すべてを占有する必要が無いケースや、データセンターを所有していない顧客に対して高い費用対効果を実現するとともに、クラウド基盤の運用サポートやコントロールシステム(Desktop Data Center)を標準搭載することで、顧客がクラウド基盤のサポート運用を意識せず、システム運用に専念できる環境を実現する。

オンプレミス型

 オンプレミス型は、顧客が所有するデータセンターや社内サーバールーム、もしくはフリービットが提供するデータセンターハウジングラックに、フリービットクラウドVDCの環境を構築し、利用できるサービス。操作性の高いパブリッククラウドを利用したいものの、データの機密性上できない企業や、LAN環境で数多くのシステム連携を実装しなければならない企業に対して、最適な環境を提供する。フリービットのハウジングラックを利用する場合、LAN接続でパブリッククラウドと連携する事も可能となり、スケールアウトも可能なハイブリット型クラウドサービスとして利用できる。

 フリービットではサービスの販売開始に伴い、2016年4月30日までに成約した顧客限定で、フルラックの初期費用および月額費用を無料で提供する、「フルラック無料キャンペーン」を実施する。

三柳 英樹