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フリービット、新たなIaaS型パブリッククラウド「ClearBox Cloud」を発表

サービスを構成するハードウェア/ソフトウェアスペックを公開

 フリービット株式会社は8日、サービスを構成するハードウェアやソフトウェアなどを公開して運用する、新たなIaaS型パブリッククラウドサービス「ClearBox Cloud」を発表した。提供開始は初夏の予定。

 フリービットでは、システム構成やスペックをブラックボックス(非公開)とするパブリッククラウドサービスが多い中、ClearBox Cloudではクラウド基盤のパフォーマンスや信頼性の高さの証として、サービスを構成するハードウェア及びソフトウェアスペックを公開して運用すると説明。スペックの不透明さなどを理由にパブリッククラウドの導入を躊躇していた企業に対して、訴求力が高いサービスになるとしている。

「ClearBox Cloud」サービス構成

 サービスでは、Xeon E7-4850 v4を搭載したサーバー「HPE ProLiant DL580 Gen9」と、オールフラッシュストレージ「IBM FlashSystem V9000」でクラウドのコアを構成。IaaSクラウド基盤に「Red Hat OpenStack Platform」を、ハイブリッドクラウド管理プラットフォームに「Red Hat CloudForms」を採用した。さらに、UTM装置として、ギガビットクラスのトラフィックを高速に処理可能な専用ASICを搭載する「FortiGate 1500D」を採用し、エンタープライズ用途のシステムにも高度なセキュリティ機能を提供する。

 提供するサーバーの最小構成時の仕様は、CPUが1vCPU、メモリが8GB、HDDが100GB、グローバルIPが1IP、インターネット回線が1Gbps(ベストエフォート)。

 性能においては、CPUとメモリリソースをオーバーコミットなしに占有リソースとして提供することで、パフォーマンスの追求とCPUおよびメモリ性能の保証を両立。クラウド上において、ブロックチェーンや機械学習、AIなど高度なテクノロジーの研究開発やサービス開発を可能にするとしている。