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マイクロソフト、法人向けOffice 365の最上位プラン「Office 365 Enterprise E5」提供開始

 日本マイクロソフト株式会社は1日、法人向けOffice 365の新たな最上位プランとなる「Office 365 Enterprise E5」の提供を開始した。ボリュームライセンスにおける参考価格は1ユーザーあたり月額3590円。

 Office 365 Enterprise E5では、Skype for BusinessにおいてCloud PBXの提供を開始。内線電話の機能をクラウドで提供する。また、北米では外線電話をクラウド化する公衆電話網(PSTN)通話機能の提供も開始した。PSTN通話機能については日本でも今後提供予定で、時期については未定だが、2016年以降を予定するとしている。

 また、Skype for Businessのオンライン会議についても強化し、社長訓辞や大規模な社員総会など、参加者が数千を超える規模の通達型の会議に対応した。ユーザーは社内外から各種ブラウザーやデバイスで会議への参加が可能。提供開始時点では最大1万人のライブ視聴をサポートし、クラウドに録画されたコンテンツはオンデマンド型で視聴が可能。

Skype for Business Broadcast画面

 BIツールでは、業務分析ツールの「Delve Analytics」や、データ分析ツール「Power BI Pro」を提供。セキュリティ面でも強化を行っており、不審な添付ファイルや記載URLが含まれるメールがユーザーの手元に届く前に検知して対策を講じる「Advanced Threat Protection」などが追加された。

Delve Analytics画面
Power BI Pro画面

三柳 英樹