CTC、VMware vSphere基盤の有効活用を提案するサービス「vDock」

　伊藤忠テクノソリューションズ株式会社（以下、CTC）は5日、VMware vSphereを用いた仮想化基盤の診断サービス「vDock（ヴイドック）」を開始すると発表した。

　vDockは、VMware vSphereのユーザー企業を対象に、既存の仮想化基盤の利用状況をヒアリングし、有効活用に向けた提言を行う診断サービス。現状のヒアリングやワークショップをもとに、仮想化基盤に対しての課題やニーズを精査し、要望に添った既存システムの最適化や効率的な運用を提案するという。

　CTCでは、年間で数百件におよぶプライベートクラウドの構築実績を持っており、そこから得たノウハウなどに基づき、変更の容易さやシステムの安定性、セキュリティなどの5つのカテゴリで企業システムを把握。既存機能の活用からDR（災害対策）施策、仮想化基盤の利用状況の可視化、運用の標準化・自動化を含め、カテゴリごとに最適な改善方法を提供する。

　また、こうしたシステムの状況に加え、プライベートクラウドユーザーからの変更依頼の頻度や処理にかかる時間なども含めて調査することで、全体最適化を見据えたシステム改善が可能になるとした。

　なおCTCでは、オンプレミスを含めて仮想化環境を導入し、運用の効率化やパフォーマンス向上に取り組む企業に向けてこのサービスを展開する考えで、1年間に30社へのサービス提供を目指す。