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OBC、基幹業務パッケージ「奉行10シリーズ」発売、Windows 10に対応

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は29日、基幹業務パッケージシステム「奉行10シリーズ」を販売パートナーを通じて発売した。

 「奉行10シリーズ」では、マイクロソフトの最新OSであるWindows 10に対応。“人と業務をつなぐ”という新たなアプローチにより、基幹業務から企業業務全体の生産性向上を実現する。

 新バージョンでは「奉行Myスペース」として、人と業務をつなぐアシスタントのような役割を担う業務オペレーションツールを提供。担当者の代わりに業務の予定管理を行い、今日やるべき業務を担当者に教えることで漏れや遅延をなくすことや、定期的かつ定型的な業務の実行、設定した指標を超えるとアラートを通知して対応業務の実行を促す機能など、「奉行Myスペース」が人と業務をつなぐことで、計画的かつ確実に業務を実行できるようになるとしている。

「奉行Myスペース」イメージ画面

 また、企業向けの業務SNS「奉行Linkitサービス」を提供。直感的に使える操作性で、メッセージやOfficeファイル、PDF、動画の送受信が可能。PC、スマートフォン、タブレットのマルチデバイス対応で、部署や職種によってワークスタイルが異なっても従業員全員が参加できる。

「奉行Linkitサービス」イメージ画面

 奉行10シリーズで画面表示した帳票をボタンひとつでダイレクトにExcelに出力したりグラフ化することができる「Office連携サービス」も提供。日々の報告書作成や集計の手間を削減でき、「奉行Myスペース」や「奉行Linkitサービス」と連携することで情報を簡単に企業内で共有できる。

 製品については、基幹業務パッケージ特有のサポートライフサイクルの概念を無くし、常に新しい奉行シリーズを利用できるサービス「OMSS Long Lifecycle Support」を提供。制度改正対応や機能アッププログラムだけではなく、メジャーバージョンアップの際の最新製品プログラムも提供する。

 「奉行10シリーズ」は、自社サーバー(オンプレミス)とクラウドの両環境に対応。企業の運用に合わせて、同じプログラムのオンプレミスからクラウドへといった運用環境を切り替えることができ、継続して利用できる。

 価格例(税別)は、「勘定奉行i10 スタンドアロン Sシステム」が28万円。OMSS(保守サービス)の「勘定奉行i10 スタンドアロン LLS ディスク送付なし(1年)」が5万円。

三柳 英樹