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マジックソフト、インメモリデータグリッド技術に対応した開発ツール「Magic xpa 3.0」

 マジックソフトウェア・ジャパン株式会社(以下、マジックソフト)は26日、ビジネス・アプリケーション開発・実行基盤「Magic xpa Application Platform」(以下、Magic xpa)の新版「Magic xpa 3.0」を発表した。10月27日より順次提供開始する。

 Magic xpaは、さまざまなアプリケーションを開発するためのツール群。アプリケーション開発用の「Magic xpa Enterprise Studio」、クライアント/サーバーアプリケーション実行用の「Magic xpa Enterprise Client」、サーバーアプリケーション実行用の「Magic xpa Enterprise Server」、リッチクライアント/サーバーアプリケーション実行用の「Magic xpa RIA Server」といった4種類の製品から構成される。

 今回の新版では、インメモリデータグリッド(IMDG)テクノロジが採用され、大量のデータを複数のサーバーのメモリ上で分散して管理できるようになった。これにより、データの冗長化と信頼性が確保され、システム全体の可用性とパフォーマンスが向上するという。

 また、Visual Studioベースのフォームデザイナー、モバイル開発・実行機能の拡張などが行われた。

 まずは、新機能の検証・評価と既存アプリケーションの移行のため、開発用製品を10月27日から先行リリースする。価格は、「Magic xpa 3.0 Enterprise Studio」が60万円、RIA(Rich Internet Application)/モバイルRIAアプリケーションのみの開発を行える「Magic xpa 3.0 Enterprise Studio RIA Edition」が18万5000円。実行環境の「Magic xpa 3.0 Enterprise Client」、「同 Enterprise Server」、「RIA Server」については、2015年12月中旬よりリリースされる予定だ。

石井 一志