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イーセクター、標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」と管理用サーバーをセットにしたパッケージ

 株式会社イーセクターは15日、株式会社FFRIの標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」のライセンスと、統合管理コンソール「FFR Enterprise Management Console」がプリインストールされた管理サーバーをセットにしたパッケージ、「FFR yarai統合管理サーバパック」を同日より販売開始する。

 FFR yaraiは、5つのヒューリスティックエンジンを用いてマルウェアを検知するセキュリティソフト。従来のウイルス対策ソフトなどと異なり、シグネチャやパターンファイルなどに依存しないため、標的型攻撃に利用される未知のマルウェアも高い精度で検知できるという。

 イーセクターでは、2015年9月から同製品を提供しているが、今回、統合管理コンソールであるFFR Enterprise Management Consoleをプリインストールしたサーバーとセットにして、パッケージとして提供する。

 FFR Enterprise Management Consoleでは、FFR yaraiが検出、防御した履歴の確認やマルウェア検体の端末からの収集、個々のクライアントで稼働している製品のバージョン管理、遠隔インストール、ポリシー管理などを行え、管理者の工数を削減できる。

 こうした機能は、FFR yaraiの購入時に使用権が提供されるものの、ユーザーはサーバー環境を構築してこれらの機能を導入しなければならない。しかし「FFR yarai 統合管理サーバパック」では、Windows Server 2012 R2、SQL Server 2012 Express、FFR Enterprise Management Consoleが専用サーバーに導入された状態で提供されるので、導入時の負担を軽減するとしている。

 構成例として、1Uラック型サーバーとFFR yaraiの50クライアントライセンスをセットにした「FDC B2W-0050」で、初年度が84万9000円(税別)、次年度以降が年間45万円(税別)。なお、最低5ライセンス以上のライセンス数に応じたセット価格を作成できるとのことだ。

石井 一志