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ソニー銀行、FXシステム刷新によりユーザビリティ向上を実現、「IIJ Raptor」を採用

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は26日、ソニー銀行株式会社が、SaaS型の外国為替証拠金取引(FX)システム「IIJ Raptor(ラプター)サービス」を採用したと発表した。6月29日より運用を開始している。

 2008年よりFXのサービスを提供してきたソニー銀行では、取引通貨ペアやチャネルの拡大、よりわかりやすい取引画面の提供といったユーザビリティ向上を図るため、システム刷新を検討していたという。

 その刷新にあたって、外貨預金の為替レート生成システムの基盤として一部機能を採用していたこともあり、IIJ Raptorサービスに着目。大手金融機関での導入実績、高速な約定処理、取扱通貨ペア拡充に容易に対応できる点などを評価し、FXシステム基盤としてIIJ Raptorを採用した。

 新たなFX基盤では、注文受付から約定まで10ミリ秒という高速な約定処理スピードを実現。また、FX取引画面をHTML5で構築し、PCのほかタブレット端末やスマートフォンなどのスマートデバイスに向けても、Webブラウザ上で動作するリッチクライアントを提供できたため、ユーザビリティが向上したとのこと。

石井 一志