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個人情報検知ソフト「P-Pointer」、マイナンバーの検出に対応

 株式会社レピカは11日、個人情報検出ソフトウェア「P-Pointer(ピーポインター)」において、マイナンバーを検出する辞書を搭載した新版「同 Ver.3.8.0」を発表した。

 P-Pointerは、個人情報を特定する独自の辞書を用い、ファイルの中身を高速検索するソフトウェア。社内PC内の「どこに」、「どのような」個人情報が「いくつ」存在しているのかを洗い出せる。また、Windowsファイル共有型のためクライアントPCへのインストールは不要で導入後すぐに利用できるという。

 今回の新版では、マイナンバーを含むファイルを検出するために必要な「個人番号」「法人番号」に対応した2つの辞書を追加した。「個人番号」辞書では、住民票番号をもとに生成された11けたの番号に、検査用数字が1けた付与された計12けたの個人番号を検出可能。「法人番号」辞書では、特定のフォーマットにより法人ごとに割り振られた12けたの固有番号に、検査用数字が付与された計13けたの法人番号を検出できる。

 なお、「個人番号」の辞書は平成26年総務省令第85号、 「法人番号」の辞書に関しては平成26年財務省令第70号に記載された、「検査用数字を算出する算式」(チェックデジット)で判定を行うとのこと。レピカでは、企業がP-Pointerを活用することで、マイナンバーを含むファイルが不用意に拡散しないよう定期的なチェックが可能になるとしている。

 また、ファイルサーバー内検索ツールとして、「P-Pointer EXA(ピーポインターエクサ)」についても、9月末にマイナンバー辞書を搭載する予定だ。

石井 一志