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定期処理の自動実行を指示する「ニフティクラウド タイマー」、システム運用のさらなる自動化を推進

 ニフティ株式会社は5日、パブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」において、あらかじめ指定した時間に処理の自動実行を指示するサービス「ニフティクラウド タイマー」を提供すると発表した。価格は月額2000円(税別)で、ニフティクラウドのユーザーはコントロールパネルから申し込める。

 「ニフティクラウド タイマー」では、HTTPリクエスト(GET/POST)を用いて、任意の処理の自動実行を指示できるサービス。数分おきに監視処理を実行したり、毎日決まった時間にログをバックアップするバッチ処理に利用したりすることができる。

 また「ニフティクラウド」のサーバーと連携しており、サーバーの起動、停止、再起動、削除、スペック変更、および「カスタマイズイメージ」と「ワンデイスナップショット」の各機能も自動実行可能。指定した時間帯だけサーバーを稼働させたり、定期的にイメージを取得してサーバーをバックアップしたり、といった用途で活用できるとした。

 さらに、IoT/M2Mに最適化された軽量な通信プロトコル「MQTT」にも対応しているため、5月からβ版を提供している「ニフティクラウドMQTT」と組み合わせ、IoT化されたデバイスへの定期的なメッセージ発行も行えるとした。

 実行可能回数は1440回/タイマー/日、最小実行間隔は1分。分、時、日、月、曜日などを指定できる。作成可能数は30まで。タイマー実行履歴(実行時間、実行ステータス)の取得にも対応し、直近1000件/タイマーの履歴を取得可能だ。

石井 一志