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富士通SSL、セキュアソフトのIPS装置「SecureSoft Sniperシリーズ」を販売

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は30日、セキュアソフトの不正侵入検知・防御システム(IDS/IPS)「SecureSoft Sniperシリーズ」を、同日より販売開始すると発表した。IPS機能に特化した製品「SecureSoft Sniper IPS」、およびIPS機能に加えDDoS対策オプションやDNSセキュリティオプションを搭載可能な「SecureSoft Sniper ONE」を提供する。

 SecureSoft Sniperシリーズは、ファイアウォールだけでは防ぐことのできない悪意のあるトラフィックを検知・遮断し、不正アクセスをリアルタイムに阻止するIDS/IPS製品。独自開発の高速パケット処理により、膨大なパケットでも既存のネットワーク環境への影響を最小限に抑え、高いパフォーマンスを維持できるため、データセンターなどにも対応できるという。また、検知率が低下する分割されたパケットについては、分割される前のパケットに再構築することで、高い精度での検知を実現するとのこと。

 管理面では、専用の管理サーバーが不要なため初期導入コストを削減可能なほか、専用の管理ソフトも不要で、Webブラウザ上でモニタリングからコンフィグレーションまでを行えるとした。インターフェイスも日本語で提供されており、検知された攻撃の名称や攻撃解説をはじめ、レポートの出力まですべて日本語で表示できるので、直感的な操作が可能になっている。

 さらに、富士通SSLの「マネージド・セキュリティサービス(MSS)」を利用すると、導入後の運用を同社のセキュリティ専門家に任せることも可能。MSSを利用する場合は、SecureSoft Sniperシリーズの導入に必要な設定をテンプレート化しているため、短期導入かつ導入費用の削減を実現するとしている。

 価格は、SecureSoft Sniper IPSが180万円(税別)から。Securesoft Sniper ONEが650万円(税別)から。いずれも、別途導入費用と保守費用が必要となる。なお後者のSecureSoft Sniper ONEでは、大量のDDoS攻撃トラフィックを制御する独自機能をはじめ、DNS、DHCP、VoIP、HTTPSなどの各種プロトコルに特化した機能など、必要な時に必要な機能をオプションとして追加することができる。

 またマネージド・セキュリティサービスは月額24万円(税別)から。

石井 一志