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アシストとTMMC、医療分野におけるBRMS活用ソリューションの提供で協業

 株式会社アシストと病院経営コンサルティング会社の株式会社TMMCは14日、アシストが取り扱うビジネスルール管理システム(BRMS)製品「Progress Corticon」と、TMMCが持つ病院経営と医療事務のノウハウを組み合わせ、医療分野におけるBRMS活用を共同推進していくと発表した。

 Progress Corticonは、米Progress Softwareが開発しているBRMS製品。ビジネスルールの変更をコーディングレスでシステムに反映することができ、開発や変更に費やされる作業時間を短縮する。

 アシストでは、Progress Corticonは金融/保険会社や製造業などミッションクリティカルなシステムが不可欠な業種で多く導入されているが、医療分野のシステムにおいても有効性を発揮できると考え、医療分野に強いパートナーとの連携強化を希望していた。

 TMMCは、日本初のルール管理エンジンを用いたレセプト自動点検システムを開発した経験と、病院経営コンサルティングを通じて培ってきたノウハウを多く持つ医療分野のICTに強みを持ち、アシストと協業してITソリューションの提供を共同で推進していく。

 直近では、TMMCが「レセプト業務(診療報酬請求事務)」におけるProgress Corticonを用いたクラウドサービス「ファインレセプト」を構築した実績があり、複雑かつ頻繁に変更が加えられる診療報酬ルールへの対応は、BRMSの適用が非常に効果的だとしている。

 アシストとTMMCは、両社の強みを生かしたパートナーシップにより、Progress Corticonを中核としたITソリューションの提供を通じて、医療に関連する様々な業務の改善を支援していくとしている。

三柳 英樹