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NECから「マイナンバー安心セット」、既存社内システムのセキュリティを強化

 日本電気株式会社(NEC)は3日、社内システムのセキュリティを強化するためのソリューション「マイナンバー安心セット」の販売を開始した。全3種類のシステムで構成され、このうち「アクセスログ監視セット」は81万7600円(税別)から。「顔認証ログオンセット」「データ暗号化セット」についても7月下旬以降、順次出荷する。

「マイナンバー安心セット」の提供イメージ

 マイナンバー(社会保障・税番号制度)は、2015年10月から国民向けの通知が開始される。ナンバーは一生変更されず、源泉徴収票や支払調書などの税務書類に記載する必要がある。このため、中小含む企業のほとんどが何らかのかたちでマイナンバーを管理しなければならず、より厳密なセキュリティが求められる。

 「マイナンバー安心セット」は、企業がすでに運用している人事・給与システムなどのセキュリティを強化するための製品群。専用ソフトやサーバーの組み合わせにより、なりすまし防止、データ暗号化などが可能となる。

 また、NECは「パートナーズISVビジネスセンター」の設立も発表した。ISV(独立系ソフトウェア開発会社)との連携のもと、ソフトウェア動作検証やマーケティングなどを共同で実施し、より迅速な製品展開を図っていく。第1弾として、株式会社オービックビジネスコンサルタントおよびピー・シー・エー株式会社の参加が発表されている。

森田 秀一