ニュース

Juniper、コンパクト型コアルータ「PTX1000」を発表

 米Juniper Networks(以下、Juniper)は25日(米国時間)、3Tbpsのシステム容量を備えた、コンパクトな固定構成型のコアルータ「PTX1000」を発表した。2015年第3四半期より販売開始となる予定。

 PTX1000は、「コンバージド・スーパーコア」アーキテクチャに基づくサービスプロバイダ向けコアルータの新製品。2Uラック型のコンパクトな筐体ながら、Juniperが3月に発表したカスタムシリコン「ExpressPlus」チップセットを、IPおよびMPLSパフォーマンス・アプリケーションに活用している

 さらに、柔軟性に優れたポートインターフェイス・オプションを備えているので、投資保護を最大化し、スムーズなアップグレードサイクルを実現するとのこと。

 一部のプロバイダは限られたネットワークロケーションにピアリングポイントを集約しているが、PTX1000を利用すると、分散型ピアリング・アーキテクチャを実現可能。クラウドサービスにアクセスするため、ネットワーク全体にピアリングサイトを分散させることにより、固定およびモバイルアクセス経由のアプリケーションの応答時間を短縮し、信頼性を高め、ユーザー体験を改善するとしている。

PTX1000

石井 一志