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トランスウエア、アンチスパム製品「Active! hunter」新バージョンでDMARCに対応

 株式会社トランスウエアは24日、アンチスパム製品「Active! hunter」の最新バージョン3.3.9をリリースした。

 新バージョンでは、以前より実装している送信ドメイン認証技術のSPF(Sender Policy Framework)に加えて、DKIM(DomainKeys Identified Mail)およびDMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conference)を新たに実装。なりすましメールへのより強固な対策が可能になった。

 DMARCは、送信元を詐称した「なりすましメール」への対策に有効な送信ドメイン認証技術の1つで、すでに標準化されているSPFとDKIMの認証結果を利用して、詐称されたメールを受信側がどう扱うべきかの方針(ポリシー)を、ドメインの管理者側が宣言するための仕組み。送信元ドメインの管理者は、SPFとDKIMの両方の認証に失敗したメールに対して、受信時の処理方法をDMARCポリシーとして宣言します。

 「Active! hunter」がDMARCに対応したことにより、メール受信者はSPFとDKIMの認証結果を利用し、送信者が設定したポリシーによってメール配送を制御することができ、詐称メールを排除する効果を高めることが可能になった。

三柳 英樹