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日立ソリューションズ、製品体系を一新した「秘文」を8月31日提供開始

 株式会社日立ソリューションズは、情報漏えい防止ソリューション「秘文」の製品体系を一新し、「秘文 Device Control」「秘文 Data Encryption」の2つの新製品と、機能強化した「秘文 Data Protection」を8月31日から提供開始すると発表した。

 日立ソリューションズでは、「秘文」の新コンセプトを2014年11月に発表。情報の漏洩を防ぐための「出さない」「見せない」という考え方と、万が一、情報漏洩が起こった場合の漏洩拡大を防止するための「放さない」という考え方に基づき、機密情報・個人情報漏えい対策を3つの「秘文」製品で実現する。

 「秘文 Device Control」は、PCにつながるデバイスの利用を制限することで、データの不正コピーを防止する。また、利用可能なWi-Fiアクセスポイントを制限することで、安全なWi-FiアクセスポイントでのみPCを利用する環境を提供。さらに、マルウェア対策製品と連携し、マルウェア感染したPCのネットワーク通信を自動遮断することで、企業から機密情報を「出さない」情報漏洩対策を実現する。

 「秘文 Data Encryption」は、HDDやUSBメモリ、CD/DVDなどPCの利用に関連したメディアの暗号化に加え、ファイルサーバー上のデータの暗号化もオールインワンで提供。データの強制暗号化により、ユーザーのミスなどによる暗号化漏れを防止することで、不正な第三者に機密情報を「見せない」情報漏洩対策を実現する。

 「秘文 Data Protection」は、IRM(Information Rights Management)機能によって社外に渡した情報の閲覧権限を管理することで、万が一、情報漏えいが起きた場合の漏えい拡大を防止する。さらに、流出の予兆を事前に検知できるよう、情報がアクセスされた場所を可視化する機能を追加し、情報を「放さない」情報漏洩対策を実現する。

 製品の価格(税別)は各製品とも、ライセンス購入型が1クライアントあたり1万円、サブスクリプション型が年額5000円。ライセンス購入型は保守費、サーバー費用は含まない。

三柳 英樹