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IBM WebSphere Application Serverの軽量ランタイム製品がJava EE 7やDockerに対応
フルプロファイル機能をSoftLayer上で提供する「on Cloud」も
(2015/6/17 11:23)
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は16日、「IBM WebSphere Application Server」のアプリケーション基盤を拡充すると発表した。企業におけるWebアプリケーションの迅速な開発・導入や、ハイブリッドクラウド環境への移行を支援することが目的という。
1つ目は、IBM WebSphere Application Serverの軽量ランタイム「Liberty Profile」においてDevOps機能を強化し、最新の業界標準仕様であるJava Platform, Enterprise Edition 7(Java EE 7)や、コンテナ技術のDockerに対応する。
Java EE 7では、HTML5対応をサポートする機能が追加されているほか、開発生産性向上、企業向けアプリケーションへの対応強化などを実現しているが、例えばLiberty ProfileのHTML5対応では、クライアントとサーバー間の双方向プッシュ技術であるWebSockets、インターフェイスの設計モデルであるRESTfulなWebサービスにより相互に連携する機能、標準WebアプリケーションフレームワークであるJSFの最新版などが追加されている。
価格は、1プロセッサ・バリュー・ユニット(PVU)あたり3801円(税別)から。
一方、IBMのクラウドサービス「SoftLayer」上で事前構成された「IBM Application Server on Cloud」の提供も開始する。WebSphere Application Serverのフルプロファイル機能をSoftLayer上の専用インスタンスで提供し、サーバー、OS、WebSphere Application Serverの設定が事前に構成されているため、アプリケーション基盤の構築時間を短縮し、迅速なアプリケーションのデプロイを実現するとのこと。また、フルプロファイルが提供していたワークロードのプロビジョニング機能やHA機能も利用できる。
本サービスは、使用量に応じた月額料金で提供することで、短期間だけ使用したいアプリケーションの実行環境に最適です。従来、オンプレミス環境で稼働していたアプリケーションを容易にクラウド環境に移行することができるため、WebSphere Application Serverはハイブリッド・クラウド環境を必要とする企業に最適のプラットフォームです。IBM Application Server on Cloudの利用料金は、
価格は、SoftLayer上の4コア、32GBメモリ、1TBディスクの占有インスタンス環境の場合、月額117万5000円(税別)から。