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店舗に朗報! 省スペース・安価に「iPadレジの無人化」が可能に

Sテックとビリングシステムの製品連携で

 株式会社エスキュービズム・テクノロジー(以下、Sテック)のタブレットPOSシステム「EC-Orange POS」と、ビリングシステム株式会社のタブレットPOS向け多機能周辺機器「PowaPOS」の連携により、「iPadレジの無人化」が容易に実現可能となる。Sテックが2日、発表した

 EC-Orange POSは、iPadやWindows 8タブレットなどでPOSレジ業務が行える製品。飲食店でのオーダーや小売店での会計が可能になるほか、接客対応、在庫管理、ECサイトと店舗間における在庫・売上の情報連携が可能となる。全国4100店舗以上で導入されている。

 PowaPOSは、球体デザインが愛らしいタブレットPOS多機能周辺機器。タブレットのマウントキットと一体化された内蔵プリンターを備え、キャッシュドロワーやバーコードリーダーも電源ケーブルをすっきりと接続できる。

 両製品が連携することで「セルフレジ」が実現する。PowaPOS対応のクレジット決済端末、およびZENBEX製またはHoneywell製のバーコードリーダーを利用することで、顧客自らクレジットカードによる決済が可能となる。

省スペースかつ洗練されたデザインでタブレットPOSが導入できる

 昨今、小売業では人件費の高騰や人員確保の難しさからセルフレジのニーズが高まっている。一方、店舗専用の大がかりなセルフレジは導入コストが高く、店舗レイアウトの変更が必要になるなど制約が多いため、導入に踏み切るには勇気がいる。このような背景から、「安価かつ省スペースで導入できるセルフレジ」をめざして開発された。

 セルフレジの利用だけでなく、通常のレジとしても利用可能なので、店舗内の状況に応じて無人/有人レジを切り替えることも可能だ。

セルフレジを実現
状況に応じて有人レジにも切り替えられる

 なお、すでに日本プロゴルフ協会(以下、PGA)が運営する「PGAゴルフアカデミー」での受付・支払業務、およびZIP-FMが主催する野外イベント「DIRECT 2015 -SAKAE REGGAE FES-」と「SAKAE SP-RING2015」での受付・支払業務での導入が決定しているとのこと。今後は年内300店舗への導入を目標に拡販に努める。

川島 弘之