TIS、クラウドEDIサービスで「HULFT-WebConnect」対応オプションを提供

　TIS株式会社は16日、SaaS型EDIサービス「TIS EDI Ondemand Service by ACMS」において、株式会社セゾン情報システムズのファイル転送サービス「HULFT-WebConnect」に対応した新オプションを追加すると発表した。

　「TIS EDI Ondemand Service by ACMS」は、EDIシステムの運用に必要な各種機能をSaaSで提供するサービス。EDIパッケージ市場でシェアが高い「ACMS」をベースに、TISがクラウドサービス化して提供している。

　一方の「HULFT-WebConnect」は、セゾン情報システムズのファイル転送ツール「HULFT」をインターネットでつなぐSaaS型サービス。HTTPS形式で通信を行うため、既存のインターネット接続環境を有効活用できるほか、データの圧縮および独自転送技術により、高速な伝送を実現するという。

　今回提供される「HULFT-WebConnect」対応のオプションを利用すれば、契約企業の基幹システムと「TIS EDI Ondemand Service by ACMS」の間の伝送、またその取引先間の伝送において、HULFTによるセキュアなファイル転送をインターネット環境経由で容易に行えるようになる。

　これにより、基幹システムで、取引先との伝送プロトコルを意識することなく、「HULFT-WebConnect」によるHULFT伝送が可能になるほか、取引先とのEDIに加えて、自社の海外拠点も含めたデータ連携基盤の構築が可能になる点がメリットとした。

　「HULFT-WebConnect」オプション利用時の価格は、初期費用が無料、月額利用料が3万円（税別）から。なお「TIS EDI Ondemand Service by ACMS」自体は、初期費用が200万円（税別）から、月額利用料が45万円（税別）からとなる。