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KVHのイーサネットサービス「etherXEN」、10Gbpsのバースト機能に対応

 KVH株式会社は9日、イーサネットサービス「etherXEN」において、最高速度10Gbpsのバースト機能対応品目を追加したと発表した。

 etherXENは、SDN(Software Defined Networking)技術に対応した米Cyanのパケットオプティカル「Zシリーズ」と、加Accedian Networksの「Metro NODE LT/GTシリーズ」を採用したイーサネットサービス。帯域保証型サービスでは、1Mbpsから1Gbpsの範囲内で、機器やインターフェイスを交換せずに柔軟に帯域変更できるため、必要な帯域の変動に対して迅速に対応できる点が特徴という。

 今回の品目追加により、帯域保証型ポイント-ポイント回線の「KVH etherXEN Private Line」とAWS Direct Connect回線の「KVH etherXEN for AWS」が、10Gbpsのバースト機能に対応する。これによって同機能対応の回線では、1Gbps、3Gbps、または5Gbpsの最低帯域を保証しながらも、保証帯域を超過するトラフィックは、共有帯域を利用し、最大10Gbpsまでのデータ転送が可能になる。

 なおetherXENは、関東首都圏および大阪エリアにネットワーク基地局を高密度に配置しているため、10Gbps品目においても短納期での提供を実現するとのこと。また両エリア内であれば、接続距離に関係なく均一価格でのサービス提供が可能としている。

石井 一志