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「HP Data Protector 9.0」など4製品を発売、動的なIT環境のニーズに対応

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は26日、「HP Adaptive Backup&Recovery」ソリューションにおいて、動的なIT環境のニーズに対応するデータバックアップ製品を販売開始すると発表した。

 今回、新たに提供するのは、以下の4製品。
・HP Data Protector 9.0
・HP Backup Navigator
・HP Data Protector Management Pack
・HP Data Protector Smart Plug-in for HP Operations Manager

 これらの製品を活用することで、IT管理者はバックアップリソースの配分を最適化できるため、エラーの発生回数やリカバリ時間、バックアップ運用コストが削減され、事業継続性が改善されるという。

 新製品のうちHP Data Protector 9.0は、適応型・自己認識型バックアップ/リカバリ・ソリューションの最新版。バックアップシステム「HP StoreOnce Backup Systems」の新機能に対応し、連携重複排除バックアップにおいて、柔軟で強力なソリューションを実現するという。

 また、最新のSmartCache機能を活用したVMware vSphere仮想ディスクの迅速なリカバリを提供することで、時間とリソースを節約し、管理の俊敏性を向上するとのこと。さらに、重複排除データバックアップにおける伝送路と格納先の暗号化機能により、動的環境におけるバックアップワークロードをセキュアにするとした。価格は17万9000円(税別)から。

 2つ目のHP Backup Navigatorは、詳細な運用分析に基づくデータ保護ツール。リアルタイムの業務分析を活用したドリルダウン式ダッシュボードにより、過去、現在、将来の性能に関する洞察を提供。協働しやすいよう強化されたソーシャルメディア機能と、自動レポート作成・共有機能により、組織の異なるチームのデータセンター管理者が、社内のバックアップポリシーや分析ダッシュボードを自動的に共有できるという。

 加えて、リアルタイムの予測分析支援により、課題を想定することも可能とした。なお、HP Data Protector 7.0以降を利用しているユーザーは、すぐにHP Backup Navigatorを活用できるとしている。価格は21万7000円(税別)から。

 HP Data Protector Management PackとHP Data Protector Smart Plug-in for HP Operations Managerは、それぞれMicrosoft System Center Operations Manager、HP Operations Managerのプラグインとして機能する製品。HP Data Protectorコンポーネントの健全性、性能、可用性を一元的に監視することができる。価格はいずれも58万円(税別)。

石井 一志