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IIJ、SAP HANAをクラウド上で利用可能なサービス 本番環境にも対応

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は25日、インメモリデータベース「SAP HANA」をIIJのクラウド上で利用できるサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン インメモリプラットフォーム for SAP HANA」を発表した。4月1日より提供開始する。

 このサービスは、2014年6月に発表した「IIJ GIO for SAPソリューション PoC for SAP HANA」のトライアル環境に対して、本番環境を含むすべてのシステムランドスケープ(開発・検証・本番システム用途)で利用できるように機能拡張したもの。IIJ GIOクラウド上にあるSAP HANAアプライアンスを顧客専用として割り当て、ハードウェアの監視・運用をあわせて月額料金で提供する。

 ラインアップには、メモリ256GB、CPU30コアのモデルから、メモリ2TB、CPU60コアのモデルまで4つをそろえており、開発環境から大規模な本番環境への適用まで、広く対応可能とのこと。

 また、SAP Business Suite powered by HANAに加えて、SAP Business Suite 4 SAP HANA(S/4HANA)に対応。VMwareとEMCのストレージ製品に対応したクラウドサービス「IIJ GIOコンポーネントサービス 仮想化プラットフォーム VWシリーズ」(以下、VWシリーズ)と連携することにより、SAP HANAと連携するさまざまなアプリケーションでの利用が可能になる。

 価格(すべて税別)は、初期費用が55万4000円から、月額費用が27万7000円から。12カ月の最低利用期間が設定されている。なお、このサービスを利用するには、VWシリーズの契約と、顧客自身によるSAP HANAライセンスの準備が必要。また、SAPソフトウェア自体のサポートは実施しない。

石井 一志