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TED、SQL on Hadoop製品「HAWQ」の早期導入を支援するパッケージ

 東京エレクトロンデバイス株式会社(以下、TED)は25日、SQL on Hadoop製品「Pivotal HD+ HAWQ」とハードウェアをパッケージ化した製品「TED Pivotal HAWQパッケージ」を発表した。同日より提供開始する。

 「TED Pivotal HAWQパッケージ」は、Pivotal HD+ HAWQとハードウェアをセットにしたパッケージ。TEDの経験値およびベンダー推奨値を考慮し、より最適なハードウェアと組み合わせた「スタンダードモデル」と、Hadoopが得意とする大容量分析環境を実現するための「キャパシティモデル」を用意した。

 このうちスタンダードモデルでは、一般的なHadoop用途としてCPU、メモリ、HDDをバランスよく選定しており、性能、ユーザー数、データ容量など要件にあわせた拡張にも対応する。一方のキャパシティモデルは、SATA HDDを採用し、集約度を高めることで、サーバー費用を抑えられるようにしているのが特徴。「Hadoop構築にあたり、少ないサーバー数で極力多くのデータを保持できるHadoopシステムを構築したい」といったニーズに適しているという。

 参考価格は、最小構成6ノードで3000万円から。

 なおTEDでは、「TED Pivotal HAWQパッケージ」と既存パッケージ「TED Greenplum DB パッケージ」を中心に、顧客のニーズに合ったデータ活用基盤の提案・構築サポートを提供する考え。両パッケージ製品とも、導入前のサイジングに必要な性能検証を行える検証センターを用意するほか、導入時には事前設定・テストおよび設計・運用関連支援、 トレーニングサービスを実施するとしている。また、保守サービスメニューとして24時間365日のオンサイトサポート対応を用意するとのこと。

石井 一志