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KCCSがマーケティング自動化を支援、「Rocket Fuel Origin DMP」β版

 京セラコミュニケーションシステム株式会社(以下、KCCS)は24日、デジタルマーケティングブランド「KANADE」の新サービスとして、データマネジメントプラットフォーム(以下、DMP)「Rocket Fuel Origin DMP」βサービスの提供を開始した。

 Rocket Fuel Origin DMPは、マーケティング活動のハブとして、企業が保有するさまざまなデータに加え、Webメディアなどの第三者から提供されるデータ(以下、3rd Party Data)を統合し、潜在顧客から既存顧客まで属性に応じたセグメントデータを生成する。そして、「オウンドメディア」「アーンドメディア」「ペイドメディア」のトリプルメディアやマルチデバイスを通じたキャンペーンを実行し、顧客の属性にあった効果的なメッセージ配信をリアルタイムで行う。さらに実行したキャンペーンを評価することでデータに基づくPDCAサイクルを実現し、企業のマーケティング戦略の最適化を支援するという。

 特長は以下の4点。

 (1)自社保有データ、Webアクセスデータ、3rd Party Dataを柔軟に統合できる。異なるソースのデータを柔軟かつ容易に統合管理することで、任意の仮説に基づいた顧客セグメントを作成することが可能。

 (2)収集されたデータを自動学習することでマーケターが求める顧客セグメントを自動的に生成できる。

 (3)チャネルを横断して顧客セグメントの状態をリアルタイムに管理し、顧客の状況に合わせて効果的なメッセージ配信が可能となる。

 (4)マーケティングエコシステム。さまざまな外部システムと連携することで、企業のマーケティング戦略の実現を強力に支援する。

 KCCSは、各種データの収集・分析を積極的に進めており、企業の統合的なデジタルマーケティング活動を支援するマーケティングオートメーションサービスの提供をめざすとしている。

川島 弘之