ニュース

キヤノンソフト、OSSへの対応を拡充したWebアプリ自動生成ツール「Web Performer」新版

GUI環境で画面遷移図作成が可能に

 キヤノンソフトウェア株式会社(以下、キヤノンソフト)は19日、Webアプリケーション100%自動生成ツール「Web Performer」の新版「同 V1.4.2」を発表した。

 Web Performerは、プログラミング作業を行わずにWebアプリケーションを100%自動生成する、業務用のWebアプリケーション開発ツール。「基本設計情報」を定義するだけで、ツール側がアプリケーションを自動生成する仕組みを備えていることから、Web開発者の工数を削減できるという。

 今回の新版では、設計機能が強化され、これまでの設計書出力機能(リポジトリ定義内容のExcel形式出力)に加え、GUI操作で画面遷移図が作成可能となった。これにより、システム全体の画面遷移状況が把握しやすくなったため、システム開発とメンテナンスにおける生産性が向上するとのこと。。

 また、Webアプリケーションの対応環境にPostgreSQLとCentOSを追加し、オープンソースソフトウェア(OSS)への対応を拡充している。

 このほか、Webアプリケーションにワークフロー機能を実装するオプション機能を強化。ワークフロー機能における案件情報の閲覧権限を、部門/ユーザーそれぞれに設定ができるようにした。閲覧権限は起案・承認部門を基本とし、他部門へ人事異動となった起案者・決裁者の閲覧権限を自動的に制御することで、部門意思決定に関する決裁書の閲覧セキュリティを確保するとしている。

 価格は、実行環境をWindows/IBM i/Red Hat環境に限定した「SE版」が300万円(税別)から。「EE版」が500万円(税別)から。

石井 一志