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アデランスが「Handbook」導入、カウンセラーのタブレットに営業資料を配信

 インフォテリア株式会社は10日、株式会社アデランスがカウンセラー約100名をはじめ、複数の部門の担当者約340名のコンテンツ管理に「Handbook」が採用されたと発表した。配布済みのタブレットにコンテンツを配信・管理するためのMCM(モバイルコンテンツ管理)システムとして利用する。

 アデランスは基幹事業となるウィッグ事業において、特に顧客の定着化を重要視。中でも毛髪相談などのカウンセリングから商品の紹介までを行うカウンセラーは、顧客との関係構築に重要な役割を担っており、豊富な情報を下敷きとしたきめ細かい説明が要求されるという。

 そこで同社のカウンセラー約100名にタブレットを配布し「Handbook」を採用。「より魅力的で柔軟なコミュニケーション」「いつでもどこでも最新資料の活用」「活用状況に基づいた営業資料の制作」を実現した。今後、カウンセラーへの営業情報の配信に限らず、他部門にも拡大し、社内の情報共有のための社内ポータルのような利用をも検討するという。

 Handbookは、文書・表計算・プレゼン資料・画像・音声・動画などあらゆるファイルをクラウドに保存し、タブレット端末で持ち運んで、指先でめくって表示できるようにするソフト。一般的なクラウドストレージやビューアアプリと異なり、閲覧者ごとの配信設定や端末紛失時の漏えい防止機能、あるいはあらかじめファイルをダウンロードしておけば表示できるオフライン機能などを備えるのが特長。

川島 弘之