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カラオケ文化を世界へ、ビッグエコー渋谷店でスマホ越しの通訳サービス開始

 第一興商のカラオケルーム「ビッグエコー渋谷パート2店」に、タブレット安マートフォンで利用できる多言語映像通訳サービス「みえる通訳」が導入された。提供元のITXが18日、発表した。

 ビッグエコーでは、2014年11月から渋谷店舗にて訪日外国人客を取り込む施策を開始。英語版受付表や店内POP、外国人向け日本食メニューなどを充実させてきた。その一巻として、Face to Faceの画面を通して訪日外国人・店舗スタッフ・通訳者の3者間で通訳サービスが利用できる「みえる通訳」を渋谷店内カウンターに設置。料金やコスプレ衣装の貸出の説明に利用を開始している。

 「通訳で、日本の文化・カラオケをもっと世界へ広めたい」――。完全個室がある日本流カラオケは世界では珍しく、都内のカラオケ店では、3割が訪日外国人という店舗もあるという。日本独自の文化として今後、通訳サービスは欠かせないものとなると予想。ITXでは、「みえる通訳」の導入先へ専用ステッカーを配布しており、実際に案内板への貼付が始まっている。これにより「みえる通訳」の認知を広め、外国人観光客の店選びの基準にしたい考え。

ビッグエコー渋谷パート2店
専用ステッカー

 「みえる通訳」は、スマートフォンの画面越しに通訳者を介し、対面での通訳を実現するサービス。4カ国語(英・中・韓・タイ)に対応し、iOS、Androidで利用可能。価格は、初期費用が5万円(税別)、デイタイムプラン(10~21時)が月額1万5000円(同)、24時間プランが月額2万5000(同)。

川島 弘之