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俯瞰的な分析に対応したテキストマイニングシステム「CoreExplorer」新版

英語や中国語もサポート

 株式会社日立ソリューションズ東日本は16日、テキストマイニングシステム「CoreExplorer(コアエクスプローラー)」の新版、「同 3.0」を提供開始したと発表した。中国語/英語対応や分析機能の強化などが行われている。

 CoreExplorerは、コールセンターに集まる顧客の声や製品の故障報告、特許情報など、さまざまなテキスト分析が可能なマイニングシステム。特徴的な単語や使用頻度および相関関係などを可視化し、短時間で、より細部まで踏み込んだ高度なテキスト分析を行え、担当者が大量のテキストデータを読み解く手間を省けるという。

 今回の新版では、新たに中国語と英語のテキストデータを直接分析できるようになった。これにより、中国語圏や英語圏の顧客の声や不具合情報を素早く分析し、グローバル展開している企業でも、事業への迅速なフィードバックが可能になるとしている。

 また、単語の使用頻度や、同一文章内で使用されている単語同士の関連性などを、色/大きさ/距離/関連線で可視化し、単語の特徴や相関関係を迅速に把握できるキーワードマップ分析機能を追加した。担当者は、このキーワードマップを俯瞰することで、文章を読み解くことなく、短時間でテキストの内容や傾向を把握し分析の糸口をつかめるという。

キーワードマップによる分析

 加えて、64ビットOSに対応し、数十万件規模のデータを扱えるようにしたのも大きな強化点。クラスタ構成もサポートしており、データが増加した場合でも、サーバーの増設によって、さらに大量のデータを扱えるとのこと。

石井 一志