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ルナルナ運営会社の「電子母子手帳」、東京都の妊産婦100名でモニター検証へ

 女性の健康情報サイト「ルナルナ」を運営する株式会社エムティーアイ(MTI)は12日、東京都が実施する「平成26年度東京都子育て応援ファンドモデル事業」に採択され、2月16日から都内在住の妊産婦100名を対象に、「電子母子手帳」のモニター検証を実施すると発表した。

 子どもを産み育てたいと望む人たちが安心して子育てできる環境整備を手がける企業や地域団体などへの支援を目的とした事業。ルナルナで妊娠・出産・育児中の女性をサポートするMTIは、妊産婦が感じる“不安”を和らげ、安心して妊娠・育児ライフを送るための電子母子手帳サービスを提案し、モデル事業の1つとして採択された。

 同サービスでは、スマートフォン・タブレット・PC向けのWebサイトで「母子健康データの記録・管理」や「母子に必要な情報提供」を実現するほか、「医師・薬剤師などに24時間いつでも相談できるQ&A」を組み合わせたのが特長。

 機能としては、「妊娠中の体調・体重」「胎児や子どもの成長・体調」「予防接種」「健康診断情報」を記録・管理できるほか、「出産・育児に関する基礎情報」「妊娠週数や子どもの月齢に合わせた知識」「市区町村からのお知らせ」に関するアドバイス・情報提供、子どもの成長を写真・動画と一緒に記録できる「育児日記」、子どもの成長記録や健康データを家族も閲覧できる「データ共有」などを搭載。さらに、100人以上の現役医師や薬剤師・看護師・保健師・栄養士などが質問に回答してくれる健康Q&A サイト「カラダメディカ」が利用できる。

 モニター検証は、同サービスを利用してもらい、「より安心できるマタニティ・育児ライフになった」といえるかを検証するのが目的。スマートフォンで実際に利用してもらい、利用後に使い勝手や安心感が得られたかアンケート調査を行う。

 検証期間は2月16日(月)~3月31日(火)。東京都在住の妊娠中または子育て中の女性、約100名を対象とする。2月15日(日)10:00~16:00にはモニター100名を対象に、母子の健やかなココロとカラダを育成する啓発イベントを開催。今回の検証内容を説明するほか、乳がんエコー検診体験、講演、保健師への出産・育児相談会、有名パティシエによるスイーツ試食会などを予定する。

川島 弘之