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NTT西日本、基本性能などを強化した事業所向けルータ「RTX1210」

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は、事業所向けLAN系機器「Biz Box」のラインアップに、中・大規模事業所向けのVPNルータ「RTX1210」を追加し、2月10日より販売開始すると発表した。価格は12万5000円(税別)で、西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)で販売する。

RTX1210

 「RTX1210」は、「フレッツ光」や「フレッツ・ADSL」などのインターネット接続サービス、「フレッツ・VPN ワイド」などの各種IP-VPNサービス用のビジネスルータとして利用できる製品。最大スループット(双方向)を従来製品「N1200」の1Gbpsから2Gbpsへ向上させたほか、IPsec VPNスループット(双方向)も1.5Gbps(AES+SHA1利用時)へアップしている。

 ネットワークインターフェイスは、LAN1(8ポートスイッチ)、LAN2、WANの3ポート構成で、全ポートが1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応。LAN側の配下にあるPC、プリンタ、ネットワークカメラ、POS端末などの機器を管理者画面上に表示することができる。また、RTX1210ならびにLAN側配下にある機器に異常があった際、管理者画面上で、どこに異常があるかを、メッセージや該当の機器を赤色で表示するといった手段でわかりやすく伝えるので、不具合の原因究明時に役立つとのこと。

 このほか、ヤマハ製のネットワークスイッチや無線LANアクセスポイントを統合管理する機能も新たに「LANマップ」として再構築し、LAN内のネットワーク構成をわかりやすく表示できるようにした。特徴的なのは、ネットワーク機器のみならず、その配下のPCやプリンタ、ネットワークカメラなどの端末を表示できることで、管理者の運用業務効率化を支援するとしている。

 さらに、L2TP/IPsecの暗号化通信を採用し、スマートフォン/タブレット端末からインターネット経由でリモートアクセスできるようになったとのこと。

 なおNTT西日本では、年間1300台の販売を見込んでいる。

石井 一志