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NTTソフト、Amazon RDSやRedshiftを利用したクラウドBIサービス

YellowfinのBIツールを採用

 NTTソフトウェア株式会社(以下、NTTソフト)とYellowfin Japan株式会社は3日、クラウド型BI分野で、戦略パートナー連携を強化すると発表した。この提携強化に伴いNTTソフトは、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービス上で、BIツール「Yellowfin」をクラウドサービス「InfoCabina Yellowfin Cloud」として提供する。

 InfoCabina Yellowfin Cloudは、BIに必要なDWH(データウェアハウス)やETLなどを、AWSクラウド上にオールインワンで提供するBIサービス。クラウドならではのメリットを生かし、短期間でシステムを構築できるほか、初期費用なし、月額費用19万7000円(税別)からの低価格でスタートできるという。

 また、サービス利用中でもサーバースペック、データ容量の変更を柔軟に行えるため、スモールスタートで導入し、事業の成長と合わせて拡張したいユーザーにとって、最適なモデルになっているとのこと。

 さらに、DWHやETL、保守サポートをトータルで提供可能な点もメリット。初期サンプルのレポート作成やデータ連携、BI設計コンサル、ユーザー教育などのオプションプランも用意されているので、ユーザーの状況に応じた柔軟な導入に対応する。

 プランは、Amazon RDSを利用する通常プラン(Amazon RDS用モデル)のほか、DWHにAmazon Redshiftを利用するプラン(Amazon Redshift用モデル)も提供されているので、大規模データでも高速処理が可能。通信ログやWebアクセスログなどのビッグデータの分析も容易に実現できるとした。

 月額料金は、Amazon RDS用モデルが19万7000円(税別)から、Amazon Redshift用モデルが34万7000円(税別)から。最低契約期間は、それぞれ1カ月、6カ月となっている。

 NTTソフトでは、今後3年間で6億円の売り上げを見込むとのこと。

石井 一志