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CTC、4月から「SAP HANA」取扱開始、1年間で30億円めざす

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、独SAPのインメモリプラットフォーム「SAP HANA」の取り扱いを4月から開始する。設計・構築・導入後の技術支援までワンストップに提供し、すでに取り扱っている「SAP ERP」と合わせて基幹システム向けソリューションを強化する。ビッグデータによる戦略策定、データベース也分析システムの高速化を検討する企業に販売し、基幹システム向けのビジネス全体で、1年間で30億円の売り上げを目指す。

 CTCは、さまざまなハードウェアを使用したシステム構築における豊富な実績を基に、顧客の既存環境やSAP HANAの用途に応じて最適な組み合わせを提供する。SAP ERPについては、すでにシステム設計・開発・運用・保守までワンストップに提供しており、今後はSAP HANAとSAP ERPを使用した基幹システム向けソリューションを推進する。

 会わせて、自社の次期基幹システムにおいても「SAP Business Suite powered by SAP HANA(以下、Suite on HANA)」と、SAP HANA専用の会計ソリューション「SAP Simple Finace」を採用。同社のIaaSプラットフォーム上で稼働する予定で、設計・構築・運用のノウハウを顧客向けサービスにも反映していく。

 今後は、Suite on HANAのクラウド提供も検討するほか、SAPジャパンと共同で、SAP HANAとSuite on HANAのマーケティング・販売活動を推進するとしている。

川島 弘之