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キヤノンITS、不正端末接続検知・遮断システム「NetSkateKoban」を販売開始

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は26日、サイバー・ソリューションズの不正端末接続検知・遮断システム「NetSkateKoban(ネットスケットコウバン)」を、同日より販売開始すると発表した。

 NetSkateKobanシリーズは、社内ネットワークへの接続が許可されていない不正端末を検知・遮断し、ネットワーク管理者へ通知する検疫ネットワークシステム。ネットワークごとに設置する複数のセンサーと管理用サーバーで構成され、数百台~数十万台規模のネットワーク環境をカバーできる「NetSkateKoban」に加え、数十台~数百台規模のネットワーク環境(1セグメント)向けの小型アプライアンス「NetSkateKoban Nano」が提供されているので、これまで十分な対策が採られていなかった小規模ユーザーでも、不正端末接続の検知や遮断が可能になるという。

 導入にあたっては、管理対象端末へのソフトウェアインストールが不要で、ネットワークに接続するだけでそのネットワークに存在する端末を検出できる。さらに、接続を許可する端末を選択・設定すると、許可されていない不正端末の接続を遮断可能なため、特に1台のNetSkateKoban Nanoで管理できる規模のSMBや小規模ユーザーにとって、低コストでの導入・運用が可能になるとした。

 価格はいずれもオープン。キヤノンITSでは、NetSkateKoban Nanoの販売を中心に、2015年度で4000万円の売り上げを目指すとしている。

石井 一志