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レッドハット、システム管理ツール「Red Hat Satellite 5.7」を提供開始

 レッドハット株式会社は21日、「Red Hat Satellite 5」系管理ツールの最新版となる、「Red Hat Satellite 5.7」の一般提供開始を発表した。自動化の強化やユーザーインターフェイスの刷新などが行われている。

 レッドハットではすでに、最新のソフトウェアライフサイクル(SLC)管理ツール「Red Hat Satellite 6」を提供しているが、今回提供開始されたRed Hat Satellite 5.7は、Red Hat Satellite 5系の最新版である。

 この最新版では、IPMI(Intelligent Platform Management Interface)対応ハードウェアの起動、停止、および再起動に対応したほか、スケジュール式アクションチェインにより、クライアントシステムタスクのオーケストレーションをサポートした。また、PowerLEクライアントシステムの管理にも対応。加えて、リードオンリーAPIユーザーサポートにより、安全で非破壊的なインフラの調査が可能になった。

 セキュリティ面では、FIPS 140-2対応Red Hat Enterprise Linux上での動作に対応したほか、シンプル化されたアイデンティティ管理の統合が行われている。

石井 一志