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東京五輪に向けて、世界へ魅力を発信――川越市が公式サイトを刷新

新しい公式Webサイト

 埼玉県川越市が公式Webサイトをリニューアルし、1月3日に公開した。東京オリンピックの開催も踏まえ、川越市の魅力を日本から世界へ発信できるサイトをめざした。リニューアルを支援したのは株式会社日立公共システム。「ウェブアクセシビリティJIS」に対応するとともに、自治体向けCMS「4UWeb/CMS」をクラウドサービスで導入した。

 江戸時代の文化・歴史が残る観光地として知られる川越市は、2020年に開催される東京オリンピックのゴルフ競技会場に指定された。2022年には市政施行100周年も控え、今後さらに多くの観光客来訪が予想されるという。

 このような背景をふまえ、今回、世界を意識したユニバーサルな視点でサイトをリニューアルし、サイト構成やデザインを刷新した。「ウェブアクセシビリティJIS」の等級AA(一部等級AAAも含む)に準拠。年齢、性別、障がいの有無を問わず誰もが使いやすいサイトを実現したという。

 また、リニューアルのコンセプトを「Universal City(都市)」「Communication(交流・伝える)」「Culture(文化)」として、海外利用者の利便性に配慮。トップページでは川越市の文化が世界中に認知されるよう、黒を基調とした斬新なブランディング画像で川越市の重厚な歴史を表現したとする。さらに内容を直感的に把握できる簡易イラストの設置、自動翻訳機能の導入により、日本語が第一言語でない人も利用しやすいようにした。そのほか、4Uweb/CMSの機能により、PC版と同時にスマートフォン・ケータイ版のサイトにも記事掲載を可能にしたことで、川越市や東京五輪に関する情報をタイムリーに発信できるようにしている。

 なお、Webサーバーは災害の影響を受けにくい土地に位置する2カ所のデータセンターを利用したクラウドサービスに移行し、災害対策も同時に実現した。

川島 弘之