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サイファー・テック、配布後も閲覧禁止にできるクラウド型文書漏えい防止サービス

 サイファー・テック株式会社は6日、クラウド型文書漏えい防止サービス「CypherGuard Leash」を発表した。大手精密機器メーカーや公共インフラ企業などの情報漏えい防止対策として採用実績がある、サイファー・テック独自開発のDRM技術「CypherGuard」を基盤技術として利用。社内文書の不正漏えいを未然に防げるという。

 「CypherGuard Leash」は、文書の暗号化やネットワーク認証による利用者認証、閲覧可能期間の設定、画面キャプチャの禁止などにより、文書からの情報漏えいを防止できるソリューション。一度閲覧を許可した文書についても、状況変化にあわせ、後から遠隔制御によって閲覧を禁止する「ライセンスリモート削除」機能を備えた。これにより、社内文書の不正漏えい防止に加え、退職や契約終了などにより閲覧対象から除外された人物に対し、遠隔制御で以後の閲覧を禁止する、といった柔軟な制御が可能になる。

 さらに、「CypherGuard Leash」で用いるサーバーはクラウドサービスとして提供するので、最短1週間で導入・運用を開始できる点もメリット。ユーザーは、PCにクライアントアプリケーションをインストールするだけで、簡単に始められるという。また、文書を暗号化するためのツールや、利用者の登録・文書の閲覧確認をおこなうための管理機能も提供する。

 価格は、初期費用が20万円(税別)、年額利用料が90万円(税別)から。

 クライアントは、Windows Vista SP2(32ビット版のみ)と、Windows 7 SP1/8/8.1に対応する。対応ファイル形式はPDF。

石井 一志