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サイファー・テック、iOS端末向けPDFドキュメント漏えい防止サービス

企業向け情報セキュリティ分野に本格参入

 サイファー・テック株式会社は26日、企業向け情報セキュリティ分野に本格参入すると発表した。BYODに対応するというiOSデバイス向けPDFドキュメント漏えい防止サービス「CypherGuard(サイファーガード) PDF for iOS」を開発し、2013年夏から販売する。

 同社がこれまで取り組んできたデジタルコンテンツ配信サービスを対象にした著作権保護分野に加えて、一般企業・団体などを対象にした情報セキュリティ分野へ本格参入する。具体的にはDRM技術を社内ドキュメント向けにも適用する。

 同社が開発・提供するDRM技術は、データの閲覧や複製などを制御・制限するため、万が一データが漏えいしても第三者による閲覧を防ぐことが可能。また、Windows/Mac/iOS/Androidの主要OSにおいて、音声・動画・画像・電子書籍・ソフトウェアなど多彩なデータフォーマットでの利用に対応するなど、マルチプラットフォーム・マルチフォーマット対応なのも特長という。

 従来よりiOS/Androidデバイス向けのDRM技術の提供は個別の案件ごとに開発・提供してきたが、企業向け情報セキュリティ分野に本格参入するにあたり、BYODにおいて特に利用が進むスマートフォン・タブレット端末への対応を強化すべく、製品開発を進めている。その第1弾となるのが、iOSデバイス向けPDFドキュメント漏えい防止サービスのCypherGuard PDF for iOSで、今夏から提供する予定。2013年5月8日~10日にかけて開催される「第10回情報セキュリティEXPO 春」(東京ビッグサイト)にて参考出展も行う。

 同社は今後も、社会動向や技術動向に合わせた製品開発および事業展開を進めながら、デジタルコンテンツの著作権保護や一般企業の機密情報保護の支援に努めるとしている。

(川島 弘之)