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バンダイナムコ、グループ各社の内部統制・文書管理を柔軟に実現

ドリーム・アーツの「ひびきSm@rtDB」採用

 株式会社バンダイナムコホールディングス(以下、バンダイナムコHD)が内部統制にかかる業務を支援する文書管理システムとして、株式会社ドリーム・アーツの「ひびきSm@rtDB クラウド版(以下、スマートDB)」を採用した。傘下のグループ会社で2013年8月から運用している。

 バンダイナムコHDでは、海外展開する会社も含めたグループ各社の内部統制にかかる文書の収集・評価・承認などの業務をシステムで一元管理している。従来のシステムでは登録された過去年度のデータを探しづらかったうえ、システムの構造上ユーザーIDを二重で管理しなければならず、利用の不便さと運用の煩雑さを招いていたという。

 スマートDBは、簡易化された開発フレームワークにより、ユーザー企業が業務に適したシステムを作成できる点が特長。これにより、目的の情報にたどり着きやすくなったことに加え、制度変更に対しても自社でフォームを変更できる柔軟性を実現した。きめ細かなやアクセスコントロールなど文書管理に必要なセキュリティも評価したという。

 導入時は内部監査部門が文書登録フォームを作成し、ユーザーの声を反映させながら構築。利用開始後の細かい変更に自社内で対応できるため、追加開発が不要でコスト削減に成功したとのこと。

 バンダイナムコHD 業務監査室長の古川研吾氏は「当グループは会社ごとに事業内容が異なるため、内部統制業務を画一的に進めるのは難しく、会社やユーザーの状況を考慮して業務しやすいようにシステムを改修できるフレキシビリティが求められていた。今後も『挑戦・成長・進化』し、世界でもっとも期待されるエンターテイメント企業グループをめざす」としている。