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CTC、運用の自動化機能を備えたプライベートクラウドパッケージ

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は24日、プライベートクラウドソリューション「VM Poolシリーズ」を強化し、「Next Generation VM Pool」として販売開始すると発表した。ネットワーク仮想化ソフト「VMware NSX」とITサービス自動化ソフト「VMware vRealize Automation」の採用により、運用の自動化機能などが追加されている。価格は、最小構成で2000万円(税別)から。

 VM Poolは、仮想化ソフト、サーバー、ストレージを検証済みの構成であらかじめパッケージ化し、短期間での導入を可能にするプライベートクラウドソリューションである。今回提供するNext Generation VM Poolでは、さらに、ネットワーク設定の自動化やセキュリティ、エンドユーザー自身によるセルフサービス機能などを加えており、仮想サーバーの移動・増減に伴うネットワーク変更、社内でのインフラサービスの提供などを自動化可能。これによって、システム管理業務の効率化を実現し、運用コストを最大で6割削減するという。

 また今後は、Software Defined Storage(SDS)機能やハイブリッドクラウド連携など、Next Generation VM Poolの機能を拡充していく予定。

 CTCでは、社内システムの統合やITサービス自動化、ネットワークセキュリティの強化を検討している企業を中心に提案し、1年間で30億円の売り上げを目指すとしている。

石井 一志