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地域のみんなで子どもを見守る、Beacon活用の位置検索サービス「キンセイ」

 株式会社HAMOLOは19日、スマホアプリとBeacon端末で利用できる、子ども見守り位置検索サービス「キンセイ」の提供を開始した。

 「誘拐をはじめとした不慮の事故、行方不明――。子どもや高齢者に降りかかるトラブルを未然に防ぎたい。それも、みんなの負担をできるだけ少なく。そんな思いから『キンセイ』は生まれました」(HAMOLO)。

 必要なものは、小型のBeacon端末とアプリをインストールしたスマホのみ。位置情報を把握したい子どもや高齢者にBeacon端末を持たせると、近くにいるサポーター(地域の見守り人)の所有するスマホ(アプリ導入済み)と通信し、自動でBeacon端末の位置情報を記録する。その情報により、保護者は子どもの現在地をスマホで確認できる。

Beacon端末

 特長は、サポーターはスマホにアプリをインストールするだけで、後は子どもや高齢者が近づいたときに自動で位置情報を捉えるため、他に特別なことをする必要がないこと。「スマートフォンにアプリを入れていつも通り過ごしているだけで、いつの間にか誰かを助けている。そんなサービスです」(HAMOLO)。

 つまり、サポーターの数が多ければ多いほど、位置情報を補足する網が細かく、広がることになる。HAMONOが運営する顧客管理システム「PiCRO」の会員は全国で約12万人、その多くが利用しているPiCROアプリにも「キンセイ」の機能が組み込まれているため、「すでに全国にサポーターが存在する」としている。

 そのほか、子どもと出かけた際に距離が離れると保護者のスマホにアラートを飛ばす機能も。子どもとの距離を確認しながら探すことも可能だ。さらに、アプリに迷子情報を登録しておけば、公開ボタンを押すだけで、周辺サポーターに保護を求められるという。

 Beacon端末は、ボタン電池1個で最長約1年間利用が可能。アプリはAndroid版から提供し、iOSにも順次対応する予定。

スマホアプリ