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リコージャパン、AWS関連サービスのラインアップを強化

 リコージャパン株式会社は9日、米Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスについて、より手軽に利用するためのサービスを12月24日より順次拡充すると発表した。中堅企業向けパッケージサービスの「リコーファイルサーバーパック for AWS」「リコーディレクトリサーバーパック for AWS」を発売。さらに、大企業向けに提供しているオーダーメイドサービスにおいて、「リコー決済代行サービス for AWS」を追加する。

 今回新たに提供される中堅企業向けのサービスは、手軽に拡張できるファイルサーバーをAWS上で構築する「リコーファイルサーバーパック for AWS」と、冗長性の高いActive Directory(AD)サーバーをAWS上で構築し提供する「リコーディレクトリサーバーパック for AWS」の2つ。いずれも、2015年1月より販売を開始する。

 価格はいずれも、初期費用60万円(税別)から、月額費用3万円(税別)からで、別途AWSの利用料金が必要になる。

【訂正】

  • 初出時、月額費用を30万円(税別)としておりましたが、リコージャパンのサイトの記述が誤っていたものでした。そちらが3万円に訂正されましたので、弊誌記事も修正しております。

 一方の大企業向けオーダーメイドサービスでは、AWS利用料の決済をリコージャパンが代行し、顧客企業に請求書を発行する「リコー決済代行サービス for AWS」を追加。以前から提供している「リコーデザインサービス for AWS」「リコーマネージドサービス for AWS」とあわせて提供するとした。こちらは12月24日より販売を開始する予定で、価格はAWSの利用料に、10%の手数料を載せた額になる。

 なおリコージャパンでは、AWSコンサルティングパートナー認定を取得しており、今後もAWSの技術者を順次拡大していく予定。その上で、大企業向けには個々のユーザーニーズに合わせたオーダーメイドサービスを、中堅企業向けにはパッケージサービスを提供していくとしており、AWS関連ビジネスにおいて、2016年度までに約10億円の事業規模を目指している。

石井 一志